詩と惑星 傑作選/ミキ


1973年生。41歳、一児の父。東京都在住。
音楽を志し上京。2ちゃんねる詩・ポエム板にて創作活動を開始。
2ちゃんねる発の朗読会幹事、はみだしっ子たちの朗読会、夜の鳥取砂丘の中心で詩を叫ぶ、ウエノポエトリカンジャム3など詩のイベントを企画。
シンジュクスポークンワーズスラム(SSWS)二代目グランドチャンピオン。また詩誌「詩学」にてコラム、詩をそれぞれ一年連載。
詩集に「子供の晩年」1000番出版(絶版)、「下敷きで光を」。現在、求職中。ホームページ









10月6日
あるグループが何かに行き詰まった時どうすればよいか
部外者に相談すればよいと思う
じゃあ社会全体というような大きなものが行き詰まった時はどうすればいいのだろう
社会の部外者とは?




9月27日
戦争か
反戦か
いいや 俺はおっぱいがいい。




9月26日
俺はあまり一発やりたい、という思考が薄い
どちらかと言えば結婚して下さい!と思うかも
女の子っぽいかも知れない
その辺
女性を守りたいという思想は俺にはないな多分
サバンナとかで女性を守るというなら意味はわかるがこの日本で女性を守るという意味があまり分からない・・
つか逆に俺の精神を守ってくれと俺は思う
俺を守ってほしい
俺をあまやかせて、認めて、一人前の男に仕上げてくれと。





9月19日
ソーシャルネットというよりは皆で焚き火がしたい
ほのおをみて 黙っている方が伝わるではないか




9月12日
シャーマンの仕事だといいんだが
村祭りで歌を歌って神を召喚したり
そのかわりにお米を頂いたり
ライブハウスのブッキングは少々失望する
祭り、起きてないし
魂の活性化が。
ただ歌いたい人が順番に歌うだけじゃん





9月9日
すばらしい夢をみた
自在に自分の肉体のかたちを変えて歩く人達をみた
そういう人たちが最高の流行りであり
模範となるべき人の持つ技術であり
権力者やセレブなんかより上に見られていた




9月5日
俺のパソコンのエロ画像フォルダは様々なジャンルに分類され
これは多くの男性諸君もそうかもしれないが
このすべてを受け入れてくれる女性なんていないだろうなと思う
そういう意味ではたった1人の白馬にまたがった女王の登場を半分あきらめている




9月1日
ふと視線を感じて振り返るとおっさんがいた
うちの家のなかである
知らない人だ
こたつでせんべいを食べている
「君はコンピュータばかりしているが何かねプログラマーかね?」とおっさんに言われた
俺は、「いえ、作家です」と言った




8月28日
浮浪者に足りないねのはたった一つ 水浴びである




8月18日
アメリカの裁判社会にしろ日本のモンスターペアレンツにしろクレーマーにしろ恐ろしいものだ
ヤクザじゃなくて一般市民が恐ろしい
一般市民は筋を通さない


通り魔はその行動の寸前まで個人的な努力によってまともな道に踏みとどまろうとしている
通り魔は個人的な衝動によって社会に影響をあたえるという意味で芸術に似ている




8月12日
俺の子供ともあろうものがたかが自転車に苦戦をしいられている
なんてこった
俺の子供は空を飛べるのだと思っていた






8月4日
資産価値が下がるから葬儀場は周辺にないほうがよいんだという地域住民の運動
でも糞汚いガンジス川を輪廻とか宇宙とか言ってありがったりするんだろ



俺の肉体がいつか滅びても
俺は爪痕を残し生き続ける
誰かの胸のなかで綺麗になったりしない
モノクロームの写真に収められて遠くを見つめたりしない






7月31日
生きるということは、証明できないことに全身を投げ打つことじゃないのか。




7月28日
NASAは宇宙人とのコンタクトを試みるよりペンギンにでもアリクイにでも話しかけたほうがいい
ペンギンと会話が出来ないのになぜ宇宙人と会話が出来ると思うのか?
それが君たち専門家の知っている知的だ




7月24日
専門家委員会が想定外って言うんだからお前ら専門じゃねーだろ?




7月17日
俺は立つ鳥跡を濁したい。
綺麗にまとまることへの苛立ちがある




7月14日
俺がダイビングで息子をアウトにしたら息子は泣いてしまった
嫁さんに「なぜ空気が読めないの?」と言われた
俺は、アウトになったくらいで泣き出すような弱い奴と遊ぶのはいやだなと思った
嫁さんと息子は顔を洗いに水道に向かって歩いた
二人がどんどん遠くに消えていった
俺は丘の上で煙草を吸った
生け垣に禁煙と書かれていた。





7月10日
この詩作品はですね・・ とか言われると大げさだなあと感じる
額縁のなかにしまって美術館に展示すればクソでも作品だろう
そこらへんの石や風が私は作品ですとか言い出したらうっとおしくない?





6月24日
息子の息子の皮をむき液体シャンプーで洗ってやる
息子は「こちょばい」と言う
俺は毎日男ののちんこを洗っている ちんこは大事なものだ
稼ぎのない男は家事をしなければならない



6月23日
次に俺が誰かと付き合うとすればねえ
お互い「すべて」とか「かみさま」と呼び合うのはどうだろうか。




精子を出さなければ苦しい
その苦しみに耐えながら日曜の家族の団らんを過ごした
雨が止んだのでパンクした自転車を自転車屋に持っていった
側面に穴が開いていていたずらの可能性があるらしい
世界には、他人の乗り物に穴でも開けなければやってられない奴らもいるだろう
でもそうして許容していけば自分はいつ怒ったらいいのか分からなくなる時がある






6月4日
狛犬を磨く仕事がしたいと一時期思っていた
恋人と軽トラに乗って日本中の狛犬を磨いていく
その話を昔バイトの同僚にしたら、彼は占いとか霊能系の仕事をしていたこともあって
彼が俺を見つめるので「どうしたの?」と聞いたら
「ミキさんには狛犬の守護霊がついています」と言われた
まあこの仕事の場合、どこから給料が出るのかわからないし
苔がついていたりすることの風情もあるでしょうと誰かに言われたりした。





5月16日「弟の死」

弟が死んた時、俺はにやっとしてしまった
仕事も休めるし
ずっと苦しんでいるよりは死んだほうがいいだろう思った
当時子供がまだ赤ちゃんで俺はきつい土工の仕事をこなしていた。

京都でアル中になった弟は
鳥取に帰り精神病院に入院していてそこで死んだ
心不全だという
まあなんでも心臓が止まれば心不全だ
疲れたんだろう
いいじゃないか 疲れた人は休めば

弟の部屋を掃除していると
ブランド品の箱が沢山あったが中身はほとんどなかった
母から相当金を送金していてもらったようで、母もまいっていたしこれは母に見せたくないなと
シャネルやら何やらの箱
中身はどこにいったのか知らない
ヘリコプターにのってデートした領収書とか ワオ
京都ではモテていたようなので頂いたものなのか 買ったものなのかまあ分からない

掃除をしていると田舎に帰ってきて精神科で出会ってつきあった女の子のパンツが数枚出てきた
母は、弟とその子がが実家の二階でSEXしていたのが気に入らないらしくその子のことも嫌っていた
まあ無遠慮だわな
だが無遠慮でなくては存在できないものもある
母には同情するが・・

死や葬式はある種の茶番であるし
何かみんなで下を向いていると俺のちんこはむくむくしてくる
人が死ぬと性欲がわく
俺は弟の恋人のパンツをちんこにくるみオナニーをした
京都からやってきてくれた弟の友達もかわいい女の子が沢山いたのでまいっていたということもある

葬儀場で俺は喪主としての挨拶をしている時に後ろから
感動をプロデュースするようなわざとらしい音楽が流れだした
あの時、場を壊してもいいからあの音楽を止めてもらうべきだったと時々後悔する。







4月28日
詩という分野が、分かる人には分かる専門書になっているからではないか
けれども芸術とはそもそも総合的であり統合的なジャンルであるはずだが。